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PRESS 2025/08/18
更年期症状に関与するバイオマーカー発見のお知らせ

aiwellは、ホットフラッシュ(発汗、ほてり)や気分変動(憂うつ、いらいら)など女性の更年期症状に関与するバイオマーカーの存在を明らかにしました。今後、資金調達を進め、臨床試験を目指していきます。

 

 

■概要
当社は、産婦人科医:高尾美穂医師と連携し、更年期症状の解明に向けて重篤な更年期障害を他者的にキャッチアップするために、29人の血液検体に対してaiwell IPAによるタンパク質の網羅的解析を実施し、ホットフラッシュや気分変動と関係性の強い十数個のバイオマーカーを発見しました。今後は、質量解析によるタンパク質の同定を経て症状発現のメカニズム解析を進めるとともに、検査ツールとしての有効性を確かめる臨床試験を目指します。
更年期症状は重症化すれば仕事を辞めるなど大きな社会課題になっており、経産省は、経済損失を1.9 兆円と試算しています。

https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/jyosei_keizaisonshitsu.pdf

 

また、ホルモンの値をベースとした検査サービスは、国内外ですでにありますが、更年期においても女性ホルモンの量が大きくゆらぐことから、日本産科婦人科学会は「更年期症状の好発する閉経前後の時期にはこれらの測定は診断上必ずしも有用ではない。」というガイドラインを発表しています。

https://minds.jcqhc.or.jp/common/summary/pdf/c00571.pdf

 
当社は今後資金調達を行い、臨床試験を目指し発見したバイオマーカーを医療機関、製薬会社、検査関連企業などに提供することで、より精度の高い検査、診断、投薬の実現するを目指してまいります。