NEWS

ニュース
PRESS 2018/11/12
AIプロテオミクスの実用化に向け、東京工業大学との共同研究を開始

常に変化する健康の「見える化」を可能にする技術
「AIプロテオミクスの実用化」に向け、東京工業大学との共同研究を開始

aiwell株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:馬渕 浩幸、以下「aiwell」)と東京工業大学 生命理工学院 林研究室は、AIによる病気や怪我の予兆を予測、様々な病気やけがになる一歩手前の状態を発見することを目指し、「AIプロテオミクス」の実用化に向け、共同研究を開始します。

共同研究に至った背景・概要
厚生労働省調査によると、国民医療費は42兆円を超え、増加の一途をたどっています。今後、高齢者の増加や医療の複雑化等のさまざまな要因が絡み合うことで、日本の医療費は増え続ける可能性が高いと考えられています。
予防医療の考え方では、病気や怪我を発生させる手前の「未病」の状態へのアプローチが重要とされていますが、これまでは様々なデータを俯瞰して常に変化する健康状態を把握し、病気や介護状態になる前にエビデンスに基づいた公的・民間の専門家のアプローチをすることは難しいとされていました。

当社は、高精度技術と人々の生活記録により健康を「見える化」し、未病の状態をなくすことで、持続可能な健康社会の実現を目指しています。
今回、共同研究を始める、東京工業大学 生命理工学院 林宣宏准教授が研究する「AIプロテオミクス」は、AIが血液から分離したタンパク質を二次元電気泳動で画像化し、AIにより病気や怪我の予兆や予測を可能にする画期的な研究として注目されています。

本共同研究は、AIプロテオミクスの実用化により、健康の「見える化」を可能にし、AIによる病気や怪我の予兆を予測、様々な病気やけがになる一歩手前の状態を発見することを目指しています。
※出典:平成28年度「国民医療費概況」(厚生労働省)

本共同研究の展開
まずは、国内家畜市場で多大な影響を持つ競走馬市場におけるAIプロテオミクスの実用化を目指し、第一段階として競走馬の血清からタンパク質の抗体とアルブミンなどの主要物質を除く作業を確立、AIプロテオミクスを実行できる体制の構築を目指します。

家畜の分野を皮切りに、人の分野で健康の「見える化」を進め、将来的には未病発見の要素として、異常時の疾患把握等においてAIプロテオミクスの実用化を目指します。

本共同研究の概要
研究題目 AIプロテオミクスとその実用化に関する研究
研究目的 AIプロテオミクスの実用化、運用フローの確立
研究内容 ①人間や動物の健康維持、未病を実現するAIプロテオミクスの研究と活用
②AIプロテオミクスの実運用のための作業フローの確定
③検査技法、検査センター等、必要な材料部品、施設の検討、開発、設置
④AIプロテオミクス活用に向けた微量採血の運用フローの確定

研究分担
東京工業大学:AIプロテオミクスの研究と活用全般
aiwell:   AIプロテオミクスの検体収集、
実用化に向けた微量採血運用フローや検査技法の確定

研究実施場所
東京工業大学 生命理工学院 林研究室 ならびにaiwell本社

 

■ aiwell株式会社とは
ヘルスケア分野における様々な異分野連携を実現し、健康情報の統合的活用とそれに基づく健康増進・予防サービスの提供を目指す会社です。
様々なトップアスリートやアーティスト、医療機関等と連携し、日常生活の記録(ライフレコーディング)や血液データを収集し、既存する各種サービス提供会社と連携することで、トップアスリートのようなマイチームを人々に届けることを目指します。

【会社概要】
社 名:aiwell株式会社    *2018年8月1日にCF Partners株式会社から社名変更しました。
設 立:2018年1月23日
代表者:代表取締役 馬渕 浩幸
所在地:東京都千代田区二番町9−3 THE BASE 麹町
HP:https://www.aiwelljapan.com/

【本件お問い合わせ先】
aiwell株式会社
広報担当:宮本
TEL:03-6403-5257 FAX:03-5226-6510
E-mail:info@aiwelljapan.com