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PRESS 2025/02/18
統合プロテオミクスソリューション (aiwell IPA/aiwell Integrated Proteomics Analysis) の提供開始のお知らせ

AIを用いたタンパク質の網羅的解析技術「AIプロテオミクス®」サービスを提供する東京科学大学(旧東京工業大学)発ベンチャー称号認定企業 aiwell株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:馬渕 浩幸、以下「aiwell」)は、新たに質量分析技術を取り入れた統合プロテオミクスソリューション「aiwell IPA aiwell Integrated Proteomics Analysis」の提供を開始いたしましたのでお知らせいたします。

 

 

 

 

■aiwell IPA 概要

当社は、生体を構成する様々なタンパク質を二次元電気泳動(2-DE)を用いて画像化し、AIで比較検証する次世代タンパク質網羅的解析技術「AIプロテオミクス®」を提供することで、病気や生体変化に起因する特定タンパク質バイオマーカー探索の迅速化を実現してきました。この度、質量分析技術(LC-MS/MS)も導入し、プロテオミクス分野での技術優位性をさらに拡張しました。2-DEとLC-MS/MSを統合的に運用することで、従来にない高精度なプロテオミクスをシームレスなサービスとして提供いたします。

 

これにより、2-DEタンパク質スポットのLC-MS/MSによる同定のみならず、研究目的に応じ両者の長所を生かした補完的な運用が可能となります。例えば、大規模なサンプル解析において、2-DE画像データを取得してAIで分析し、着目すべきプロファイル変化のあるサンプルを抽出してLC-MS/MSショットガン解析のデータも重ねて取得することでコストダウンが見込まれます。

さらに、独自アルゴリズムの開発により、LC-MS/MSによる分析結果から疾患に係る共発現タンパク質ネットワークを同定し、因果推論エンジンによる上流制御因子解析によって疾患に係るタンパク質ネットワークを見出し、バイオマーカー・創薬ターゲット候補を提示するサービスも展開してまいります。

 

当社は統合プロテオミクスソリューション 「aiwell IPA / aiwell Integrated Proteomics Analysis」により、従来、同一機関内での解析・運用が困難であったプロテオミクス技術群の統合的運用を可能とし、従来のプロテオミクス技術よりも正確で低コストかつスピーディーな創薬バイオマーカー探索や薬理/毒性評価、食品・化粧品の効能評価が行えるようになりました。これにより、創薬・ヘルスケア・農畜水産など様々な分野へ益々貢献していきます。