aiwellは、「aiwell IPA」用いた研究で発見した、競走馬の「ロドコッカス感染症」に関するタンパク質バイオマーカーを用いた検査キットの独自開発に着手。また、ワクチン等予防薬、治療薬の開発に、協業パートナー企業の探索に着手いたしましたのでお知らせいたします。

■概要
「ロドコッカス感染症」は、特に月齢1〜6ヶ月の仔馬に肺炎や腸炎を引き起こす難治性の細菌感染症で、早期診断が難しい上、診断が遅れると死亡率が高くなるため、馬産業の中心にある馬産地の牧場、馬主などにおいて経済的損失が大きな問題となっており、感染症の早期発見と早期治療が必要となっています。
当社は、この課題を解決するために、タンパク質解析技術「aiwell IPA」(統合プロテオミクスソリューション (aiwell IPA/aiwell Integrated Proteomics Analysis) の提供開始のお知らせ | aiwell株式会社)により発見した「ロドコッカス感染症」のバイオマーカー
(競走馬の「ロドコッカス感染症」に関するタンパク質バイオマーカーを発見 検査キットの開発や創薬への活用を目指す | aiwell株式会社) を用いて、検査キット開発に着手いたしました。
具体的には、抗体・抗原などの生体分子の調達の検討を行う一方、複数の検査キット開発関連企業と協議を行い、検出方法の選定・仕様設計・試作・検証を経て本製造を目指し、国内約8,000頭、海外約90,000頭の競走馬生産頭数市場をターゲットとした市場導入を予定しています。
また、検査キット以外にも、同バイマーカーを用いてロドコッカス感染症を抑制するワクチンなどの予防薬の開発や、既存する治療薬の高感度化を図る目的で、現在、動物創薬を手掛けるパートナー企業を探索しております。
aiwellでは、これらの開発のため資金調達を進め、現在のシリーズA’ラウンドの調達をクローズし、25年内から年明けにかけてシリーズBラウンドの資金調達を開始する予定です。