次世代のタンパク質網羅的解析技術(AIプロテオミクス)の実用化と社会実装を進めている国立東京工業大学(以下、東工大)発ベンチャー認定企業 aiwell株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:馬渕 浩幸)は、湘南ヘルスイノベーションパーク(以下「湘南アイパーク」)と他3者※が共催する企業協賛型研究インキュベーションプログラム「Japan Innovation Bloom GRANT CALL 2022」にてファイナリストに選出されたことをお知らせいたします。
※ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション、Janssen Research & Development, LLC ならびに武田薬品工業株式会社
<Japan Innovation Bloom GRANT CALLとは>
湘南アイパークが、ジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション、ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下ヤンセンファーマの1社であるJanssen Research & Development, LLCならびに武田薬品工業株式会社と共催する研究インキュベーションプログラムです。アカデミアやベンチャー企業などを対象に革新的なアイデアや技術を見出し、事業化を支援することを目的としています。2020年に続き2回目の開催です。
今回は、2022年5月12日~同年7月31日を応募期間とし、「腎細胞がん」、「がん細胞治療」、「オンコロジー」、「ニューロサイエンス」の4分野のシーズ・技術におけるアイデアを募集。当社は「腎細胞がん」に応募し、一次審査とメンタリング制度を通じた事業審査期間を経て、最終選考プロセス(プレゼンテーション等)に選出されました。12月に本プログラムの受賞者が決定される予定です。
▼プログラム詳細は、下記をご参照ください。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
https://www.shonan-health-innovation-park.com/49a28a/siteassets/pdfs/services–initiatives/incubation-program/company-sponsored/2022_jib/jp/jp_jib-2022_application-requirements_220512.pdf
<aiwellについて>
aiwellは国立東京工業大学(以下、東工大)発のベンチャー認定企業です。2018年、AIプロテオミクス(タンパク質網羅的解析技術)の実用化を進めるために東工大 生命理工学院 林宣宏研究室と共同研究を開始し、2019年4月には協働研究拠点を東工大の学内に設立しました。AIプロテオミクスの開発者で、当社技術顧問の林教授が所有する特許が7件あり、当社は独自の特許を2件取得(うち申請中特許1件)(※1)。医療・製薬業界や、複数の国策研究事業(※2)に向けてサービスを提供しています。
今後、AIプロテオミクスの社会実装を進めることで、病気や怪我の自覚症状が出る前、そして重篤化をする前にAIの画像判断による診断支援や遠隔診療支援、創薬支援が可能になるPaaS(Protein AI Analsys System)による健康持続社会の実現を目指してまいります。
※1
当社技術顧問の林教授は以下7件の特許を取得しております。
・データ取得法関連
「等電点電気泳動用ゲル及び等電点電気泳動方法」
出願日:2009年8月4日、登録番号:5513802
他5件 登録番号:5190422,5433341,5190423, 5475358, 5847213
・データ取得装置関連
「電気泳動支持体及び電気泳動装置」
出願日:2016年3月25日、登録番号:6635385
当社は以下2件の特許を申請し(うち1件申請中)取得しております。
・「情報処理システムおよびプログラム」(申請中)
出願日:2019年10月10日、特PCT/JP2020/034061
・「ピレンを基本骨格とした無洗浄タンパク質ゲル染色剤」
出願日:2018年3月5日
※2
社会実装研究として、以下の国策研究事業などに採択されています。
・令和3年度JST戦略国際共同研究プログラム(SICORP) e-ASIA共同研究プログラム
・研究成果最適化展開支援プログラム(A-STEP)
・スタートアップ総合支援事業(農林水産省版SBIRプログラム)
・慶應義塾大学病院臨床研究推進センター 異分野融合型研究シーズ
<会社概要>
会社名 aiwell株式会社(アイウェルカブシキガイシャ、英文表記:aiwell Inc.)
代表者 代表取締役 馬渕 浩幸
設立 2018年1月23日
所在地 東京都千代田区二番町9−3 THE BASE 麹町
AIプロテオミクス紹介動画