東京科学大学の林研究室と学内に協働研究拠点を2019年4月に設立。ヒト・動物のタンパク質のデジタル画像(以後プロテオミクス画像)をもとにタンパク質の変異をAIで的確に判断し、創薬現場におけるバイオマーカー候補の早期探索や、物質の効果効能のエビデンス取得を実現。 2023年11月より独自の研究拠点プロテオミクスイノベーションセンター(PIC)を設立 し、社外の共同研究に向けたバイオマーカー探素、創薬支援、ヒトや動物の早期診断、農畜産の品質&安全性向上、及びそれらの研究計画、設計、顧客提案を一体で推進する体制を構築します。
将来的には、AIプロテオミクスの技術を健康診断前の一次スクリーニングとして導入し、適切な精密検査への促しを行うことで、診断コストの削減につなげます。最終的にはいつでもどこでも簡単に検査ができ、病気や怪我などを早期に発見することで、健康なうちに予防策を打つことが可能なセンサー技術への応用を目指しています。

AIプロテオミクスはタンパク質の変化からあらゆる生物の予兆や変化を発見する技術
人間や動物など、タンパク質を持つあらゆる生命体がこの技術で
未病のための効果的な処置、予防を実現できるようになります
AIプロテオミクス(※特許出願中)
- アトピー性皮膚炎の発症機構の解明
- 細胞融合の分子機構の解明
- 消化器がんの血漿プロテオーム解析によるバイオマーカーの探索
- 高精度プロテオミクスによる同種造血幹細胞移植後合併症のバイオマーカー探索
- 魚を用いた情緒発動の分子機構の解明
- 骨芽と破骨のバランスによる骨の健常管理の方法
- 分娩異常に関わる遺伝子の研究
- 一過性運動が食欲、食欲調整ホルモン、エネルギー摂取量に及ぼす影響
- 低レベル放射線の生体への影響把握
- 敗血症の発症高速光精度診断法の開発
- リハビリテーションの高精度診断法の開発